一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)がスマホ所有の中高生500名を対象に「恋愛」に関する意識・実態調査を実施し、ネットで異性と出会う事について肯定的な答えをした人が72%となった。出会い系サイトやマッチングアプリに興味がある人は23%と4人に1人が興味を持っている事が分かった。
携帯電話事業者等の電気通信事業者の業界団体であるTCAでは、「スマホネイティブの恋愛事情」をテーマに、スマートフォンを所有する13~18歳の中高生500名(男女均等)に調査を実施した。

スマホが無い時代を振り返ると、携帯電話やPHS、ポケベル、家電話や公衆電話などが恋愛におけるコミュニケーションツールだったが、スマホネイティブ世代ではなく、それ以前の世代にも必須のツールになっているので、これは予想通りの結果だろう。

一昔前の世代はネットで出会うのは、遊び目的の如何わしい関係が殆どで、それより前の世代はネットで出会う事には殆どの人が否定的だった。しかしスマホネイティブ世代は、72%もの人が肯定的に捉えている。
この辺りの結果は、インターネットの発達と共に、誰もが当たり前に使う時代になり、日本に限らず世界的にネットでの出会いは公的的に捉えている人が多くなっています。特に欧米では多く、米国での調査では異性との出会いのキッカケとしてネットが上位3位に入っているという結果もある。日本でもこの傾向は更に強まると思われる。
出会い系サイトやマッチングアプリは、18歳未満は利用禁止となっているが、中高生の段階で興味を持っている事が分かる。そういう子供たちがSNSでの出会いに流れていくのだろう。
出会い系は法律で規制されているが、SNSは規制が無いので、児童との出会いの抜け道になっている。出会い系では規制によって児童が被害に遭う犯罪は大きく減ったが、SNSでは急増している。
出会い系でも海外サイトやアプリでは年齢確認が行われていない物があったり、年齢確認の書類を偽って提出する児童もいたりと、犯罪は完全になくなってはいない。
18歳未満の子供を持つ親は、国やサービス提供会社まかせにならず、子供のスマホには「フィルタリングサービス」をきちんと設定したり、アプリの使用を制限するべき。SNSで犯罪被害に遭った児童の調査結果を見ると、子供から頼まれてフィルタリングサービスを設定していなかったり、解除していたと言う親も少なくないので注意が必要だ。

結婚などの目的ではなく、気軽に遊べる出会いを探したい!そんな時におすすめのサイトをランキング形式で紹介しています。