インターネット上に援助交際を持ち掛ける不適切な書き込みをしたとして、群馬県の男性教諭が逮捕、書類送検された。ネット上では援助交際持ちかける書き込みだけでも違法で逮捕されるの?と疑問の声もあるが、それを取り締まる禁止誘引行為とは?
ソース:読売新聞
群馬県教育委員会は20日、インターネット上に不適切な書き込みをしたとして、東毛地域の公立中の男性教諭(27)を減給10分の1(3か月)の懲戒処分にした。
県教委の発表によると、男性教諭は2017年4~11月、ネット上に援助交際を持ちかける書き込みを150回以上行ったといい、18年12月に出会い系サイト規制法違反(禁止誘引行為)容疑で書類送検された。懲戒処分が出た20日に依願退職した。
この事件で問題となった部分は、出会い系サイト規制法違反。規制法では出会い系を利用するユーザーに対し、第6条で出会い系サイトの掲示板に児童を相手方とする異性交際を求める書き込みをする事(禁止誘引行為)を禁止している。掲示板に限らず、プロフィールなど誰もが見える場所に書き込む事を禁止している。
また、出会い系運営者に対しても第3条、第7条から第14条、第16条で18歳未満が利用しない様に年齢確認を行う事と、禁止誘引行為に関わる書き込みの削除を行う義務があるとしている。
ここで分かる様に18歳未満の児童を相手にした書き込みがNGだと言う事。しかし18歳以上を対象にした書き込みでも、金品と引き換えに出会いや付き合いを募る書き込みは、殆どのサイトやアプリの規約で禁止されている。
優良サイトと呼ばれる類の出会い系サイト運営者の多くは、ユーザーの書き込みなどを常時監視しており、違反する書き込みがあれば修正や削除を行い、ユーザーに対して警告を行ったり、繰り返す場合や悪質な場合は退会処分にする。電話を変え、電話番号認証を突破し同様の行為を繰り返すユーザーに対しては警察に業務妨害で被害届を出す事もある。
今回の事件では出会い系サイト規制法違反なので、適応されないSNSではなく出会い系で起こった事件だと分かる。150回以上書き込みを行っていたと言う事で、サイト運営側は退会処分にはせず削除対応だけを行っていたと思われる。その間に警察に届けを出し逮捕に至ったと思う。
出会い系では会員登録しないと掲示板などは閲覧できないので、そこまでの事になると思っていなかった可能性が高いが、実際には逮捕にまで至るので、法律や規約は守るべき。SNSでは会員登録せず簡単に誰もが見える場所に、禁止誘因行為に関わる書き込みが沢山されている。
警察は特にSNSの摘発を強化しているので、児童との出会いを目的とした文章や、それを匂わせる内容、隠語を使った募集などは絶対に止めておこう。

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